スチャダラパー – 東芝クラシックス

スチャダラパーですよ。
これは僕、最も再生したヒップホップのCDナンバーワンかもしれません。

高校生の時、やたら夏になるとラジオでかかってたのだよな。
高校2年で「サマージャム’95」と「From 喜怒哀楽」。
高校3年で「アクアフレッシュ」。
CDシングル買ったかなー、どうだったかなー。
ラジオ以外であんまり聴いてなかったんですが、ボケーっと時間が過ぎていった高校時代の非リアで暇な夏休みのBGMに、毎夏毎夏ラジオで流れていた記憶。

最初にスチャダラパーを認識したのは中学の時。
スーパーファミコンのゼルダの伝説のCMで。

オリジナルの楽曲が「ゲームボーイズ」ってのを知るのは結構後の話。


当時の僕には、ゼルダの伝説がスーパーファミコンで出る!というセンセーションばかりだったのですが、スムースなラップでわっかりやすいヒップホップ、頭に張り付いて離れませんでした。
あと、「Music By スチャダラパー」ってテロップ。そんな変な名前のバンドいるんか、と。(まだ、ヒップホップってのをよく知らなくて「バンド」と思っていた)

その後間も無く始まった「ポンキッキーズ」。
あー、ゼルダのCMの人だー、って思ったのが僕のスチャダラ2回目でした。

安室ちゃん、鈴木蘭々、可愛かった。これもセンセーションだった。

で、高校になって、彼らのテレビ仕事じゃない音楽作品に触れましたが、すでにロックだメタルだハードロックだパンクだにかぶれてた僕は、前述の通りなんとなくラジオから流れる曲を聞くにとどまっておったのですが。

上京してモラトリアムな学生時代を過ごす頃。近所の中古CD屋でなんとな〜く買ったベスト盤「東芝クラシックス」。

これまたなんとな〜く延々と部屋で聴いてるうちに、なんというか、いつのまにか体の隅々まで、脱力感というのか、いや、スムースさというか、すっかり染み込んだのでした。

アルバムたくさん聴いたんですけど、結局このベスト盤を一番聴いてます。
当時はわっかりやすいのでいうと、イーストエンドとか、かせきさいだぁとか、TOKYO No1 SOUL SETとか、そういうの当時まあ色々あったんですが(いまもご活躍されてますしな、大好きですけど)、ダントツこれを聞いてたな、今でも聴いてるな。

すげーいいトラック、いいリリックなんですけど、何がすごいって、気を抜くとあっという間にBGMになっちゃう。ロックと違う。その後結構聞くことになるヒップホップたちともどうも違う。日常、脱力、ちょっと心意気、でもパンチがあんまない。なのにいつの間にかリリックを口ずさんでる、取り込まれている。

「サマージャム」「From 喜怒哀楽」、「大人になっても」「大脱走」とか、好きだなー。


これは、スチャダラパーの魅力なのか、それとも自分の怠惰な10代とサウンドの奇跡的なマッチなのか。

音楽ってそういう特徴というか、人生における化学反応も起こしますよね。

30代になって、キャプテンビーフハートのアルバムで、クボタタケシさんRemixのサマージャムの元ネタを見つけた時に激烈に感動したのもいい思い出です。

そう、サマージャム’95。もう30年なんですよ。
まじかよ、歳取ったな、おっさんじゃん俺、信じたくないわ、やる気出ねえ、毎日暑いし、明日土曜だし、部屋でダラダラしてやる、こんな曲でも流しながら。