
ヴァイです。「Flexable」。1st。84年ですって。
僕が初めて聞いたヴァイは90年の作品「Passion and Warfare」でした。
「うまいなあ、だっさいハードロックだなあ」で終わり、その後長らくスティーブ・ヴァイの音楽を聴く機会はなかったんですが、後年ひょんなことからこの「Flexable」を聴き。
そのプログレッシブな心地よさに感動してヘビロテプレイリストに入ったのでした。
意外とこの話をすると周りの人たちも「Flexable」を聴いていない。
ヴァイに対してガチガチのハードロックな人って印象が大きく。このアルバムを聴くと驚く。
これは聴いてみたらいいですよ。(長らくのファンの人はごめんなさい)
スティーブ・ヴァイを知ったのは、中学の時。
AC/DCのドニントンのライブビデオをダビングしてくれた同級生の兄さん(バカテクギター志向)が、「すげーギタリストが出てくるビデオがあるんだ」って、もう一本ダビングしてくれたビデオ。

なぜ、ヴァイのライブビデオじゃなかったのか。クロスロードを見せられたのか。
この謎なブルースとの出会いは今の僕の礎になった重要なエピソードなのですが、それはまた追々。(クロスロード、いい映画です、でも、確実にB級です。)
クライマックスのギターバトルで登場した凄腕ギタリストが、スティーブ・ヴァイでした。



この流れで当時の最新作「Passion and Warfare」を聴きいた記憶があります。
当時、ヴァイに限らずバカテクギターヒーローは推し並べてハードロックアプローチ。しかも絶妙にワルさがない感じで、テクニック全開の良質な音楽にあまり興味が沸かず、特段聴かなかった、と。
で、「Flexable」。
出会いは後年、割と最近、どこだったか、店のBGMだったか、DJだったか。
1曲目「Little Green Man」を聴いて、うお、かっけえ、ザッパかなって思ったらヴァイでした。そうだ、この人、フランクザッパの弟子だったんですよね。ザッパと暮らし、周りの環境音を採譜していたとかなんとか。変態の世界の人だったんだって思い出した。
で、この変態感あふれる84年の1st。ザッパとはちょっと違うややギークでテッキーなオタク的な変態感。これが心地よくて、マイヘビロテに入ったのでした。
70年代までのプログレッシブロックのテイストと、90年年代のギターロックの幕開け的な音やアンサンブルの絶妙な橋渡しになっている感じを、僕は感じました。よいです。気持ちいです。
まあ、聴いてください↓
あ、あと、さっきあんまり聴かなかったって書いた「Passion and Warfare」からですが、これは大好き。テクもすごいですけど、単にギターという楽器の可能性の拡張みたいなものを感じるのと単に気持ちいいっす。たまらん。
テクニックとか正直どうでも良くて、規律ありきの楽器演奏や音楽の中でも、プリミティブな何かを強く感じられる瞬間が僕は好きなんだなぁと、聴くたびに思い出される1曲です。
